「疲れてる?」というマウンティング
今日職場で同僚にこれを言った。
また、別の同僚には言われた。
そこで思った。
これ、言われていい気しないぞと。
ここ一年ほどでジワジワと認知されつつあるワード、「(女の)マウンティング」。
女性同士の、一見そうは見えない会話の中に潜む格のつけあい、優位性争いのこと。
私が初めてこの言葉を知ったのは、犬山紙子さんのブログだったと記憶しています。
「疲れてる?」
この一見親切そうに聞こえるキヅカイの言葉は、場合によっては(いやかなりの確率で)マウンティングに当たるのではないかと思います。
「お肌が荒れてるよ」「顔色悪いよ」「化粧のり良くないよ」「若々しさがないよ」…
そんな、恐らく本当に疲れているだろう相手にさらに追い討ちをかけるような指摘。
そんな指摘を、いかにも相手をキヅカっていますよ、との体をとりながらしてしまう言葉なんです。
※類語として、「怒ってる?」「機嫌悪いの?」なんかも挙げられます。
もちろん、言っている方にそんな意識はないかもしれません。
でも、「疲れてる?」と言われて嬉しいひとなんて多分いません。
「そんなことないよ」と言えば、疲れてもいないのに冴えない自分であることを認めなくてはならなくなるし、
「うん、疲れてる」と言っても当人にはなんの解決にもならず、聞いた方が「やっぱり。私の気遣い能力高い」という自己満足を満たすだけになってしまうのです。
聞いた側が優位になってしまうのです。
じゃあ、どうするべきなのか。
相手が疲れていそうなとき、どんな声をかけるべきなのか。
私だったら、普通に接して欲しいかなと思いました。
そしてさりげなく手伝ってくれたら、フォローしてくれたら、最高に嬉しい。少なくとも私はそうです。それが本当の思いやりだと。
私も今日つい言ってしまった。でも、真の思いやりを持てるようになるために、しばらく「疲れてる?」は封印しようと思うのです。
言葉もミニマルにしたいです。
明日は多分つい買っちゃったものが自宅に届くので、
お買い物懺悔の記事にしようと思います。